私が余命3ヶ月の宣告を受けて3ヶ月過ぎた頃、何度が脱水症状で緊急入院をしていた頃の事です。

私の身体にまた別の【異変】が起こりました。

手のひらにカビのような『白い粉』がいつも付いているようになりました。

特に痛みやかゆみを伴うわけでは無かったのですが、気になって何度も手を洗ってみました。

洗った直後は手が湿っているせいか、その『白い粉』は消えたように見えるのですが、乾くとまた同じように『白い粉』が浮かび上がって来ました。

私はその『白い粉』の正体がとても気になっていました。

病院の水道は塩素が強くてそのせいなのかとも考えていました。

同じ時期、体重が【38キロ】

手のひらの『白い粉』の悩みと共に、その頃の私の体重は【38キロ】

一番痩せていた時期でもありました。

なので、手のひらの『白い粉』は免疫力の低下から来ているものかもという考えもありました。

しかし、もしそうだとすると、ガンも進行してしまう可能性があるため、更に不安を感じていました。

結果的に免疫力・抵抗力の低下から来るものだったと思います

『白い粉』が出始めて少し経った頃には、今度は身体全体のカサつきから始まり、下着を着替える時など、カサついた皮膚がフケのようにポロポロ落ちるようになりました。

この状態はしばらくの間、続きました。

元看護師でもある妻に聞いても『塩素って事は無いと思うよ、病院の水だけ塩素が多いなんて言う事、私は聞いた事が無いよ。』との事で、それを信じるしかありませんでした。

また、主治医に聞いても『癌だから。』とかウヤムヤな返答しかもらえず私も気にはなりましたが別に痛いと痒いとかではなかったので『白い粉』の原因の深追いはしませんでした。

ただ、今となって思うのは、この時期、緊急入院により、水分も食事も制限されていたため、極度に低下した抵抗力しか持っていなかった私から出てきた『白い粉』の正体は、【カビの一種】だったのではないかと思っています。

これが合っているか否かは分かりませんし、今更調べる事もしていません。

しかし、この頃は妻は主治医から『ご主人はいつ死んでもおかしくない』と言われていた事、この後、食事が摂れるようになってしばらくしたらこの『白い粉』と身体のカサつきは治まってしまった事などを考えると、【体力・免疫力】、そして【抵抗力】の関係で出てきた症状である事は明らかだと思いました。

手のひらに白い粉:肝臓がん末期闘病記