ガンの特徴
日本では、毎年、約90万人の方がガンと診断されていると言われています。
そして毎年、ガンを患う患者さん数の統計が発表されていますが、患者数のデーターは2~3年後、ガンで亡くなわれた方のデーターは1~2年遅れて公表されているようです。
今年(2019年)は、男女計(全ガン)1,017,200人の方がガンと診断されるのではないかと予測されています。毎年、ガンを発症する方が増え続けていると言われますが、予測数を見ると、ガンは他人事では済まされないような気がします。
そんな私も以前(2004年3月)、末期の肝臓ガンと診断される末期ガン患者でした。
病状はステージⅣ、抗がん剤治療を行っても余命は3ケ月と宣告を受けました。
唯一の延命方法は、肝臓移植以外方法はありませんでしたが、
「ガンの個数、ガンの大きさ」などから保険は適用されないことがわかりました。
ガンは早期発見、早期の治療が大切だといわれますが、本当にそう思います。
当時一大決心、私は自費の肝臓移植を断り、その代わり、私なりの代替療法で体の免疫力を高めて、末期ガンと闘う決断をしました。
末期ガンとの闘い(約1年半)は、さまざまなことが起こりました。ですが、何とか乗り越えCT画像からガンを消滅させることができました。
ガンに対して、医学の進歩は目覚ましいと言われていますが、ステージⅣの進行ガンを治すのは難しい、といわれます。そんな難しいガンの進行を抑え、消滅させる力が人間には備わっていることを実感しました。その後、再発もなく14年、今日に至っています。
ですが、一度、ガンを患うと、再発をしないか? または、再発から転移? など、頭の中をよぎることがあります。これも宿命なのでしょうか。
今回、ガンの特徴、再発・転移について、私なりに調べたことなどについて、数回にわけてお話をしたいと思います。
ガンの再発
ガンの特徴には、再発・転移があるといわれます。
再発は、画像検査で確認できるガンを手術で取り除いても、画像検査で見えないガンが
残っていることから、ガン細胞は時間を得て増殖を繰り返し大きくなり、再び出現すること
が多いようです。
再発予防として、ガンの進行(ステージ)によっては、術後補助療法として、見えないガン
細胞を想定して抗ガン剤や放射線治療を一定期間行うこともあるようです。
それでも、再発をした!という話を聞きますがどうしてなのでしょか・・・?
ガン細胞は、ウイルスなど体外から侵入するものではなく、自分自身の細胞が何らかの形で
突然変異して、ガン化する細胞に変化したものといわれています。
近年では、自分の免疫細胞を強化(増殖)して体内に投与する免疫細胞療法の情報を目にしますが、体内にできたものは、治療含め、自分自身の免疫力を高めることで、再発防止につ
ながるのではないでしょうか。
ガンの転移
ガンは再発以外に、最初(原発)にできたガンから他の場所(臓器)へ転移する特徴があるといわれます。
ガンの転移は、ガン細胞が大きくなると、塊(腫瘍)から剥がれ落ちるようです。剥がれ落ちたガン細胞は、血液やリンパの流れに乗って、別の臓器に流れ着き、画像検査などからガン(塊)の発症は転移と認められます。
血液には、体内で発生したガン細胞や外から侵入したウイルスや細菌などを監視して、撃退する自己防衛(免疫機能)が備わっているといわれます。
また、リンパには、リンパ管の中に流れるリンパ液とリンパ節とともに、体内の余分な水分や老廃物などを処理して取り除き、免疫機能などの働があるといわれています。
リンパ液の中に入った細菌やガン細胞の異物はリンパ節の中にとらえられ、退治するため白血球やリンパ球が集まって戦うといわれます。血液が流れる血管とどうように全身に張り巡って働いているといわれます。
体は自己防衛として、血液(白血球)やリンパ(リンパ球)から守られているのに、ガン細胞はどうして転移する・・・?
ガンが進行するとガン細胞は、血管やリンパ管へ侵入して流れを利用して全身に広がっていくといわれます。
ですが、体の免疫細胞も侵入してきたガン細胞の転移を阻止しようと必死に排除しようと戦うようです。
ですが、ガン細胞が1個や2個くらいならすぐに攻撃されるようですが、ガン細胞が数千個もの塊で侵入すると攻撃から逃れるガン細胞もいるといわれます。逃れたガン細胞は、新たな場所で増殖を繰り返し大きく成長したガン細胞(塊)を「転移ガン」といわれます。
私は医師の口から、病名は「肝臓ガンです」と告知を受けた瞬間、ガン=死!その後、頭の中が真っ白になった経験があります。
それは、私は家族や親族、友人や知人の方のガンという病気の深刻さを経験しています。
「再発・転移」となれば、心のダメージは計り知れないことだと思います。
ガンにならないためには、日頃から、生活習慣を見直し、体の免疫力を強化することが大切なことだと思います。