私は末期ガン(肝臓ガン)の闘病中、足の浮腫みや腹水の症状になった経験があります。
どうして浮腫みは起こるのでしょうか?
浮腫み(足・腹水)について、私の体験を含め、話をしたいと思います。
浮腫み(足・腹水)は、血管内(血液中)の水分(間質液)が必要以上にしみ出て、皮下組織に溜まった状態が浮腫みと診断されます。
通常は、血管内(血液中)の水分がしみ出ても、血管内へと引き戻す働きがあるといわれます。
引き戻す働きは、血液検査の項目にあるアルブミン(ALB)が深く関わっているといわれます。
アルブミンは、肝臓で作られるタンパク質といわれ、栄養状態(タンパク質)や肝機能、腎機能などの評価を診るための検査といわれています。
「アルブミンの数値は3.8~5.3が基準値。」
アルブミンは、
- 体内の水分量を調整する
- 栄養を運搬する
- 免疫力を高める
などの働きがあるといわれます。
私が末期ガン(肝臓ガン)の闘病中、血液検査は良く受けていました。
その中で、アルブミンの数値は低かったり、基準値になったり、血液検査を受けるたび、アルブミンの数値は安定していませんでした。
アルブミンの数値が一番低いときは2.7(L)この頃、足が浮腫み出して、スリッパなど履きものには苦労しました。その後、腹水と診断され緊急入院、アルブミン製剤の点滴治療を受けることで、浮腫みの症状が改善できた経験があります。
アルブミンは肝臓で作られるタンパク質といわれますが、私の闘病中の食事を思い出すと、タンパク質の食べものが不足、偏るなど、肝臓でアルブミンが作れない!ということが、浮腫み(足・腹水)の原因だったと思います。
タンパク質の食べものには、大豆、大豆製品(納豆・豆腐)肉類、魚類、貝類、甲殻類などがありますが、私の体験から、浮腫み(足・腹水)の症状が起こらないために、タンパク質の食べものには、不足や偏りは気をつけてほしいと思います。