2003年(平成15年)の夏の終わり頃でした。
私は自分の体調に異変を感じ始めていました。
それは、『身体が疲れやすくてだるい』という症状でした。
いつものように、いつもと同じ仕事をしていてもすぐ疲れやすく、身体がだるい状態が長く続いていました。微熱も続き風邪のような症状も出ていました。
父も兄も癌で亡くしています。
私は実父も実兄もガンで亡くしています。
父は1991年に肺がんで69歳、兄は1999年に胃がんで52歳でこの世を去ってしまいました。
私が体調に異変を感じた時期は、兄が胃ガンで亡くなってから約4年が過ぎた頃で、兄と一緒に経営していた車関係の自営業も何とか一人でこなせるようになってきた頃でした。
そんな時期でもあったので、疲れやすい自分の体調の異変に不安を感じ、私は健康に詳しい知人にその旨を話したところ、とても良いサプリメント(健康食品)があると言うので、早速そのサプリメントを試してみる事にしました。
病院でガン治療に使用されているサプリメントを試す
私が知人から紹介してもらったサプリメントは実際にK県の病院で使用されているものでがん治療と併用してそれなりの効果をあげていると言うものでした。
私はこれならガンの予防に最適だと直感し、早速そのサプリを手に入れ、試し始めました。
しかし、飲み始めてしばらく経っても身体のだるさ、疲れやすさは以前と変わりませんでした。
『私のような【疲れやすい】とか【怠い】とかの症状には効果が無いのだろうか。』
『もし万が一、ガンだったらどうしよう。』
私の体調異変はなかなか改善されず、私の不安な気持ちは大きくなる一方でした。
体調不良が続くため家族に内緒で検査を受ける
長い間、何をしても疲れやすくてだるいという私の体調不良は改善されなかったため、私は家族に内緒で近くの病院で検査を受ける事にしました。
内緒で検査に行ったのは家族に不安をかけたくないのと、自分の中での不安があまりにも大きくなっていたからでした。
実兄が十二指腸潰瘍から胃がんで亡くなっていたので私も十二指腸と胃に不安を感じていました。そのため、検査では胃カメラを飲む事に。
結果は、十二指腸、胃とも異常はありませんでした。
私は癌に対する不安がこれで払拭出来たととにかくホッとした気持ちでした。
疲れやすくて体調が優れないのは仕事の疲れか、歳のせいか・・・。その程度の気持ちになっていました。