闘病生活を終え、気持ちに余裕が出来た頃、自分が飲んだ健康食品について知りたくなり、書店に行ってみた事がありました。

自分が飲んでいる健康食品の本があるのではないかと以前から気になっていたからです。

また、末期の肝臓ガンがどうして治ったのか、出来ることなら知っておきたいとも思っていました。

私は今まで、様々な健康補助食品を見てきました。

友人や知人をとうして話しを聞く機会も多くありました。それらの話しの中では、「病気が改善した」とか、「これを飲んでガンが治った人がいる」など、いろいろ聞いていました。

しかし、それは話しの中のことで、実際にガンが治った人に私は会ったことがありません。

どこまでが本当の話しなのか、分からないという感じでした。

まさか、私が今まで会ったことが無いその【体験者】になろうとは、想像すらしていませんでした。

書店で免疫力の本を見付ける

書店に着くと、健康雑誌のコーナーへと向かいました。

書店で免疫力の本を買う:肝臓ガン末期闘病記

書棚には、《ガンが治った!》とか、《ガンが消えた!》などなど、すごいタイトルのものが多く目に付きました。

それぞれそれなりに良い本には違いないと思いますが、普通の人は迷ってしまうに違いありません。

そのコーナーには、数人のお客さんがいて、それぞれの本を手に取り、真剣に目を通していました。

それは、身近な誰かが病気になり、何か良いものがないかと探しているようにも見えました。


私の飲んでいる2種類の健康補助食品に関する本は見当たらなかったのですが、私が知りたいと思う内容の本が見つかり、手に取ってみました。

その本を少し読んでみると、【免疫力】という言葉が目に付きました。

私は30数年前、免疫力と食事の重要性を知り、タンパク質(必須アミノ酸)やビタミン・ミネラルなどの栄養素(サプリメント)について、いろいろと教えてもらう機会がありました。

このガン闘病中、それを知らず知らずのうちに実践していたのかも知れないと思いました。

そう考えると、自分の免疫力についても、少しではありますが、何となく理解出来るように思えました。

私は免疫力に関する2冊の本を買い、家に戻りました。

人間には病気を治そうとする自然治癒力がある

私は家に戻り、買ってきた本を読み続けていく内に、【人間の体は本当に不思議だ】と思いました。

そして以前、栄養学の講師が言っていた言葉がふと頭に浮かびました。

「私達人間は、毎日の食生活において栄養素が十分に足りていれば病気になりません。」

「もし、病気になったら、何が原因なのかを考え、足りない栄養素を補えば解決出来ます。」

「私達人間には、病気を治そうとする自然治癒力があることを覚えておいて下さい。」

それは、その講師が自ら病気を克服した時の話しだったので、説得力がありました。

それと共に、自然治癒力を持つ人間の体は、改めて凄いものだと思いました。

私のような、末期ガンの患者でも、治すチカラがあったのだから・・・。


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