入院したその日の夕方、先生からバルーン手術可否検査と手術の説明を受けるため呼ばれました。
『5月2日に検査を行う事にしました。検査の結果、手術が可能と判断出来た場合、そのまま胆管を広げる手術に入ります。
検査は造影剤を入れて行います。当日は器具メーカーの社員も立ち会う予定です。』
↑その時の説明・同意確認書
先生は説明を続けました。
『笹野さん、手術の結果は数字の【1、2、3】で伝えますね。』
『ん? 数字の【1、2、3】とは?』
改めて聞き直すとこういう事でした。
- バルーン手術【不可能】
- バルーン手術【可能】
- 手術をしなくてもチューブを外せる【胆管が正常に戻っている】
『分かりました。先生、宜しくお願いします。』
私はそう言って先生の部屋を出ました。
病室に戻り、夕食を済ませてテレビを見ていると妻が健康食品を持って来てくれました。
『上手く行けば数日後にこのチューブが外せるかも知れない!』
私はウキウキして妻に話しをしました。
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