ある日の回診時、『笹野さん、僕はこのまま入院してもらっても構わないのですが、病院の規則で基本的に3ヶ月以上の入院は出来ないので一旦退院してもらって様子を見る事にしましょう。でも、少しでも体調がおかしいと感じたらすぐに病院に戻って下さいね。』

そんな理由で私はやっと退院することが出来ました。

もちろん退院後も毎日、病院へ通って点滴を受けていました。

そんなある日、病院での点滴を終え、家で休んでいるとまたもや胆汁の出が、ピタッと止まってしまいました。

そこで私は以前、主治医から教えてもらった方法で、初めて自己処理をしてみることにしました。

まず、妻と一緒に処置の確認をしました。

注入口を消毒し、生食水を注射器に入れて注入してみました。

入れた瞬間、『ウッ』と、一瞬いきが止まりました。

肝臓に直接生食水が入ったのがわかりました。

その後すぐに、注射器を少しずつ引き戻す。すると、引き戻すにつれ、注射器の中に胆汁と白いカスのようなものが混じって出てきました。

今度はチューブについているレバーを逆に戻し、一気に容器の中へ押し出します。

2人で胆汁が流れるかどうか覗き込んでみると・・・、

『あっ、流れた!お父さん、流れたよ!』

私はホッとしたものの、本当に怖くて疲れてしまいました。

『これで、もしまた詰まっても、そのたびに病院へ行かなくて済むね。』と妻も喜んでいました。

胆汁が詰まった時の処置を初めて自分で行う:肝臓がん末期闘病記



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