2004年(平成16年)7月下旬、肝臓がん末期による余命3ヶ月の宣告を受けてから約4ヶ月が過ぎていました。

当時、私は脱水症状による入退院は繰り返していたものの、肝臓がんの進行は感じられず、自分のガンの進行がどうなっているのかとても気になっていました。

胆汁の流れが止まる しかし腹の張りは無い

そんなある日の事でした。

またもや胆汁が止まってしまいました。

前回のようにまたチューブが詰まったとしたらお腹が張ってくるので早目の処置が必要になると不安と面倒な気持ちになっていました。

しかし、胆汁が止まってしばらく様子を見ていると、明らかに『前回』とは違っていました。

お腹が張って来ないのです。

『もしかしたら、今回こそ胆管が元に戻っているのでは?!』

私の期待と共にその後も様子を見ていましたが、1時間経ってもお腹は張って来ませんでした。

私は妻に話しをして、とにかく病院へ行って診てもらおうという事になり急いで支度をして病院へ向かいました。

CT検査で肝臓の様子を検査することになる

病院へ着くと私はすぐに救急治療室に案内されました。

しばらくすると主治医が来て、一通りの胆汁の処置をしてから私に言いました。

『笹野さん、一度入院してCT検査で肝臓の様子を診てみましょう。』

私は『また入院かぁ。』と思いながらも、肝臓がんの進行具合が気になっていたので『はい。』と伝え、入院の手続きを進めました。

外で待つ妻に入院の事を伝えましたが妻も今回の入院はいつもの(?)、脱水症状の時とは大きく違うので特に大きな心配もしていないようでした。

その後妻に私の入院に必要なものを取りに帰ってもらい、私はそのまま入院となりました。

ちなみにこの頃になると『いつでも?』入院出来るように、私の入院に必要な物一式が家にいつも用意されていました。

入院してから数日後、CTによる検査の日が7月26日(2004年・平成16年)に決まりました。

『私の肝臓がんの進行はどうなっているのだろうか・・・』

とても気になっていただけに、早く知りたいと思いました。

希望の光:肝臓がん末期闘病記


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