体調が良くなくて家族に内緒で検査を受けてから数か月後の2004年(平成16年)1月頃です。
私は胃と十二指腸の検査では何も異状が無かったため、知人に紹介してもらったサプリメントを飲みながら自分の身体の様子をみていました。
当初は、しばらくすれば身体の調子も良くなるだろうと考えていたのですが、体調は一向に良くなるどころかますます優れなくなって行っていました。
『こんなに体調が優れないのは一体どういう事なのだろう、私の身体の中では何が起きているのだろうか。』
私は癌をはじめとした大きな不安に付きまとわれていました。
『顔色が悪いみたい。黄疸?顔が黄色いよ。』
体調も気持ちもスッキリしない日が続いていたある日の事でした。妻が私の顔を覗き込みながら言いました。
『アレ?お父さん、顔色が悪いみたい。黄疸?顔が黄色いよ。』
私は自分の黄色い顔に全く気付いていなかったのですが、黄疸の症状で少しずつ黄色く変化していたようでした。
また妻は看護師の経験があるので、黄疸に敏感に反応したのかも知れません。
『顔が黄色いってことは黄疸かも知れない。黄疸だとすると肝臓が悪いかも知れないからすぐ病院に行って検査してもらおうよ。』妻は私に言いました。
しかし私は当時、胃と十二指腸しか心配していなかったので妻にそう言われても、『今度は肝臓か、また検査かよ。』そんな気持ちでいました。
しかし、妻は私の黄疸をとても心配していたので私は仕事の合間を使って、その数日後には病院に肝臓の検査を受けに行きました。
- ⇒次ページ 3:肝臓の検査で異常に高い数値に驚く
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